メンタルヘルスの現状と対策の必要性
職場におけるメンタルヘルスの現状
平成19年の労働者健康状況調査において、強い不安や悩み、ストレスを感じる労働者は約6割にのぼっており、うつ病等の精神障害を理由とする労災支給件数も増加しています。また、2007年には、精神疾患による労災の申請が身体的疾患の申請を上回るなど、現在の労働環境の悪化は深刻なものになりつつあります。
それを受け、平成23年12月には、精神障害の労災認定基準が新たに定まりました。
もはや、メンタルヘルスの不調による労働力損失の大きい中小企業経営者にとって、労働者のメンタルヘルスへの対策が無視できない状況となってきました。
しかし、費用問題や人的労力の問題もあり、中小企業にとってメンタルヘルス対策を講じることは簡単ではありません。